魚類

このページでは島根県鹿足郡吉賀町の主に柿木村に住むいきものを掲載しています。また手持ちの撮影した
画像のあるもののみを掲載しています。

カワムツ(コイ目コイ科)
大きさは15p前後、当地の川で見られる一般的な魚で(ハエ、ハヤ)などと呼ばれ、川遊びでの釣りの対象魚として親しまれている。

アカザ(ナマズ目アカザ科)
島根県では準絶滅危惧種
環境省カテゴリーは絶滅危惧U類
 夜行性で人目に付かないが工事などで水が無くなると出てくる。本流に戻すために捕獲したアカザ。所によって呼び名は色々、「ギギュウ、ギギ、テッキリ」など。(大きいもので15pほど)
 上画像の一部を拡大したもの。中流域に住み昼間は石の下にひそみ、夜間主に水生昆虫などを捕食する。胸びれ、背びれに棘があり持ち方によっては刺されることがある。

ウナギ
ウナギ科ウナギ属ニホンウナギ)
絶滅危惧種
長さ79pと76pの大物!
以前はオオウナギ(ゴマウナギと言っていた)もいたが、今は全く見かけない。
イシドジョウ
(コイ目ドジョウ科)
島根県では絶滅危惧U類

環境省カテゴリーは絶滅危惧TB類
 1970年に新種として吉賀町柿木村椛谷(福川川)で発見され、その後山口県、広島県、福岡県、愛媛県などでも見つかった。(よく見かけるシマドジョウとは別種 長さは6pほど)
 河川工事で護岸の基礎床堀の中に多くいたもの、本流に戻すために捕獲したもので数は多かった。(柿木村大野原付近高津川)

オヤニラミ
(スズキ目スズキ科)
絶滅危惧T類

エラのところにある斑点が目をにらんでいるように見えることから名付けられた。
当地では「ヨツメ」とも言われている。
この個体は鮎漁の網に掛かったものを保護したもの。
スナヤツメ
(ヤツメウナギ目ヤツメウナギ科)
島根県では絶滅危惧U類
環境省カテゴリー絶滅危惧U類
 これも河川工事で瀬替え(流れを変える作業)中に捕獲したもの、他にも多くの魚類水生昆虫が被害を受ける。目の後ろにある七つの穴(エラ)を目に見立て、合わせて八つ目(ヤツメ)という。(長さは20p前後)
 
ヤマメ(サケ目サケ科)
ヤマメ特有の背中の黒い斑点と側面のエンドウ模様。(撮影日:9月29日)
産卵行動中のヤマメ 撮影日 : 10月24日
産卵行動動画(YouTube)

つり上げられた良型の銀化のヤマメ、、昨年の水害で下流にながされたものか?
ゴギ(サケ目サケ科)
島根、山口、広島では絶滅危惧種T類に指定
 頭から背中にある褐色の斑点がゴギの特徴、イワナの亜種と言われている。近年見かけることが少なくなったが、この個体はまれに見る大物と言える。
 上流から流れてくる獲物を待っている。保護色でわかりにくい。
ウグイ(コイ科
 かつて群れは直径4mほどもある群れで産卵する姿が見られたが、最近は小さな群れでそれも滅多に見かけなくなった。きれいなれきのある場所で産卵中のウグイ。

ヨシノボリ
(スズキ目ハゼ科)
この種類も近年少なくなった。子供の頃はウナギを捕る餌によく使用した。


 柿木村を流れる高津川、また支流の福川川ともに豊かな魚種が見られたが、気がつくと見つからなくなっていたり、極端に少なくなっていつ事に気付く。複合的な原因で減少したのだろうが異常であることに変わりはない。
 ここに掲載した種類は単に手持ちの画像の中から掲載したもので特に意味はありません。