クマタカ
Jun.2014
 クマタカ(角鷹、熊鷹、G、Soizaetus nipalensis)は、タカ目タカ科クマタカ属に分類される鳥。日本がクマタカの最北の分布領域であり北海道から九州に留鳥として生息し、森林生態系の頂点に位置している。そのため「森の王者」とも呼ばれている。(Wikipedia参照)
 日本のほとんどの都道府県で絶滅危惧T類に指定され保護されている。 環境省カテゴリ:絶滅危惧TB類(EN)

 吉賀町柿木村では以前よりクマタカの営巣が知られていたが、最近、愛鳥家により新たな営巣が見つかり子育て中のヒナも確認された。

巣に戻りヒナ(寝ている)を確認し、また何処かへ飛び去った。(2014年6月6日16:10)
愛鳥家が撮影し YouTube にアップロードされた映像 (2014年6月6日撮影)
愛鳥家が撮影し YouTube にアップロードされた映像-2

親鳥の留守中に羽ばたきの練習中。(6月6日)


親鳥と一緒のヒナ。(6月6日)


親鳥が足で獲物をつかみ、食いちぎってヒナに与えている。(6月2日)


肉眼では親鳥と間違えるほどになったヒナ。(6月17日)


巣から5mほどの枝に移動(2014年7月6日)
愛鳥家によるとクマタカの場合、この状態を「巣立ち」だと言う。

2014年8月3日(距離約400mより撮影)
巣を中心に数十メートルの範囲内を移動しているようだ。

この時は親が巣にはこんだ餌を巣で食べ、巣の近くの枝に移動したところ。
愛鳥家によると不安定な枝にとまって、餌を食いちぎって食べるのはまだ無理なのだろうと言う。

 限られた時間での観察で感じたことは、親との接触時間が考えていたよりもはるかに少ないと感じた。ヒナが成長するにつれてその時間はさらに少なくなり、親が巣に餌を運んで巣に滞在する時間は十数秒程度、すぐに立ち去ってしまう。
 親鳥は餌を運んでくるだけで親が直接教えることは無く、すべてはDNAに書き込まれた情報に沿って成長しているのだろうか?

またカラスなどがヒナを攻撃するのも見たことがない。どこか離れたところで見守っているのか?それとも生態系の頂点にあるものの風格なのだろうか?


愛鳥家が撮影し YouTube にアップロードされた映像 (2014年6月6日撮影)
愛鳥家が撮影し YouTube にアップロードされた映像-2


子育てとは関係なく、別の場所で出遭った光景!

「森の王者」とは言うが上には上が・・・、捕食中にキツネにでも襲われたのだろうか!

鋭い歯でかみ切られたような風切り羽。