メロン日記
 日記とは言っても毎日の記録ではありません(-_-;)
  メロンを作っていると言っても家庭菜園での自家用栽培です。
今までにも何度か作ったのですが、小さなビニールハウスで植える場所も限られ
連作障害により数年ぶりの作付けです。  
 
    メロンの苗はJAに注文、種類は「タカミメロン」です。、少数の注文ですが快く承諾、23株の苗を注文。

4月16日に入荷、早速冬用野菜が終わった小さなビニールハウスに植え付け

サービスでしょうか?23本の注文でしたが、引き取りに行くと29本と6本も多くもらいました。急遽、6本分の畑をこしらえて植え付けました。

写真は5月5日のもの、早々と麻紐を一株に二本下げています。一株を二本仕立てで育てます。
 
    左図は今回仕立てる基本的な形です。
ポットで育った苗を定植、その後成長して葉が6~7枚になったところで、葉を5枚残し摘み取ります。途中から出た芽を2本残しそれを育てます。

 
 
       5月18日
順調に育っています。雄花は咲いているのですが、雌花はまだ小さく開花はもう少し先のようです。

伸びた茎は上から垂らした麻紐を巻いて立ち上がるように育てます。
 
      5月25日、成長の良い株に初めて雌花が開きました。全体で二個の雌花開花です。

雄花と雌花の違いは一目瞭然、花の下に将来果実となる小さな膨らみがあります。

早速受粉作業です。 
 
       受粉作業は小さな筆で、雄花をコチョコチョと動かし花粉を筆に付けます。
それを雌花のめしべに付けて終わりです。

花粉は別の株の雄花から採ります。隣のお父さんイヤ雄花がいいみたいです。

受粉させた雌花には日付を書いたビニールテープを巻きます。
受粉から約60日で熟すと言われています。

5月27日には次々に雌花が開花。
 
      5月31日
雌花は次々に開花、朝夕受粉作業に忙しい。
一本のツルに3~4個の受粉、しかも受粉目印代わりにビニールテープに日付を書いて 巻く作業は仕事の合間の作業。
受粉作業はもう終わりに近い。

このところ続く晴天、水やりも散水チューブをマルチ内部に設置しなかったので、植え付け穴からの冠灌水作業で面倒。

膨らんだメロンは最初に受粉(5月25日)したもので、そろそろ摘果の時期

 
    6月3日
初めての摘果、成長の良い物は同じような大きさでどれを摘果するか迷う。
大きさ、形など考慮、独断と偏見で残す物を決め他は切り取る。

今日はこれだけ!これはピクルス、つまりらっきょう酢漬けで食べます。別にメロンの味がするわけではなく、キュウリのそれとほとんどかわりません。 

他にうまく受粉しなかった雌花は黄色く変色するので、それらを摘み取る。
 
    6月7日
最初に受粉した雌花(5月25日) は大きくなり丸みを帯びてきた。
どれくらいの重量があるか計ってみた。結果は665g、まだまだ大きくなりそうだ。
出荷するわけでは無いので、大きい方がいい。

摘果は続いているが、未受粉の雌花が多い。3割近くが未受粉と成績が悪い。受粉用の筆先が堅かったのが原因かも知れないと思う。
 
    6月16日
短期間〔9日)で大きく成長したメロン。
計りに載せてみると約1.2kgを示す。

茎から切れて落下しないように、別のひもで吊した。

これから網目が入る時期、水管理が重要らしいが自家用なので気にしない。

実から上部の葉10~12枚を残し摘芯も終了。
 
 
    6月16日
同じビニールハウスの反対側で育てられているトマト。ミニトマトが少し色づきはじめた。
トマトは家内の担当、手出しは出来ない。 
 
     6月28日
成長と共に網目模様ができはじめている。完熟まではあと一ヶ月後の予定!
 
     7月6日
摘果するのを忘れたメロン!上のの中は摘果を逃れた果実をそのままにしたもの、下の果実よりも大きくなっている。
一本の蔓の中で、先の方ほど大きくなるらしい。糖度は下の方が高いらしい。
 
      7月7日

 隣で育てているトマト(家内担当)は完熟したものが、毎日食卓・おやつ?に出ている。
最盛期には湯剥きして冷凍にするのだが、今年は冷凍庫に空きが無いとかで必要以上に食わされる。
 
      7月22日
7月10日あたりから枯れ始める物が出てきた。まだ完熟には2~3週間早い!
7月の初め頃に液肥を与えたのが良くなかったのかも知れない。 根腐れがおきている。元気の良い株は新芽ができ徒長している。肥料分が多すぎる証拠ではないかと思う。

実は糖度は少し低いが食べられる。

完熟まで持ちこたえてほしい。
 
    7月28日
受粉から60日が過ぎ、家内が収穫したいと言うので「もういいかもしれない」と返事。
暫く居なくなったと思ったら、孫達に送るためすでに荷造りまで済ましていた。

乗用車の後部座席にはメロンが4個づつ入った箱が積み込まれていた。 あす朝宅急便で送るらしい。

完熟したメロンを並べて写真を撮る積もりだったが遅かった。
 
    7月30日
6月27日に受粉したもの収穫時期が来ている。
重さを量ってみると丁度はかりの針が一回りした。つまり2kgを示している。
たぶん、糖度も16度はあるだろう。

メロンの種類によって違いはあるが、熟した判断は日にちと、蔕と実の付け根に出来る縦の線の数などで判断する。
この頃になるとメロンの表面も色づきはじめる。
 
 
    7月30日に収穫したメロン、自家用なので出荷はしない。子供・孫達の帰ってくる盆まではまだ日にちがある。

とりあえず保冷庫で休んで頂くことにする。家内が適当に処分してくれるだろう。

倉庫には完熟前に茎が枯れてしまったメロンがゴロゴロしている。人にはあげられないし、捨てるのはもったいない。ジジ・ババは毎日それを食べているが、結構糖度ものっているようでおいしい。 

糖度計を借りてきて、完熟したメロンの糖度を計ってみたいが、「まっ、いいか!」
 
    8月11日-朝
今年の最後は2.4kgのもの、小さなはかりではスケールオーバー になるので農業用の計りで測定。この一番の大物は約2.4kgの重さ。
このツルは受粉がうまくいかず、末成り(うらなり)だったもの。うらなりは形は大きくなるが、さて糖度はどうか?
 
      8月11日-夕
早速食べてみる! 受粉してからの日にちは60日を経過、完熟しているが果肉は少し固め。
結構糖度もある。おいしい!

もうすぐ盆、保冷庫の中には孫達を待つメロンが積み上げられている。
 
  以上で我が家の「メロン日記」は終わりです。