もし季節が秋ならば、ふと見ると縄文人たちがトチの実を拾い集めている。そんな光景がみられても何ら不思議ではない、そんなトチノキの森なのだ。 谷幅は狭くなりで2つに分かれる。少し小さい方が縦走路に近い沢、ここからの笹は半端なヤブではない。最後の50mほどは特に急峻で笹の密度が濃い。稜線はすぐそこ、山口県側の桧の造林地も見える。桧の造林地と笹薮の間に莇ヶ岳、弟見山の縦走路があるはずである。
悪戦苦闘、やっとのことで縦走路にたどり着く。弟見山山頂到着は12:15、ゆっくりと観察しながらあるいたせか、所要時間は4時間近くにもなった。 本日弟見山山頂で出会った人7人。カタクリはまだほとんど芽を出していない、探した結果やっと1枚の葉を見つけた。
13:00 下山開始、登りで悪戦苦闘した笹薮も下りは、笹を踏み倒しながらわけもなく沢に下りることができた。
|