ふるさとの星にまつわる偉人
堀田仁助 幕府天文方で日本地図作りになくてはならない人
 堀田仁助 は旧津和野藩領地である広島県廿日市生まれで、大変頭脳明晰であったので津和野城下に
呼ばれ、算術にすぐれていたため江戸で幕府の天文方として活躍しました。
 幕府は伊能忠敬に日本の地図作りを命ずる時に試しに蝦夷地(北海道)の測量を命じました。
しかし、当時はどこに船が付けられるかもわからず、どんな形をした島であるかもわかりませんでした。
そこで堀田仁助に蝦夷地の海図を作らせました。これを使い伊能は蝦夷地の測量をおこなったのです。
堀田の作った地図がなければ伊能の偉業も行われなかったかもしれません。
伊能の作った日本地図は精巧で世界でもトップクラスの出来だったのです。
 現在堀田が作った天球儀や地球儀は太鼓谷稲成神社の宝物殿に保管されています。
※島根県指定文化財(古文書)登録番号2 昭和41年 堀田仁助作1808年の天球儀・地球儀。


大庭良美 日本の星の民話を現代に残した(1909〜2002)
 野尻抱影著 「日本の星」の中で日原の大庭良美君が星の民話を集めて送ってくれたのでこの本を出す
きっかけとなった。と書かれています。野尻は星の民俗学者と言われるほど日本や海外の星の民話を集めて
います。大庭良美が集めたのは籠かたぎ星 おととい星 ふな星 すもうとり星などがあります。
 大庭は、地域の人々の聞きがたりなどの本を多数著し、日原町史で柳田國男賞を受賞しています。
 
日原天文台

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