冥王星

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冥王星があります冥王星は2006年プラハで開催された国際天文学会において惑星の定義
の見直しがされ、今後準惑星または矮小惑星などの呼び名がつくことでしょう。
冥王星は1930年にトンボー(USA)によって発見されました。14等級という暗さで、もちろん
肉眼では見えず、実際の大きさも月位しかありません。
冥王星より外側に同じような天体が複数発見され2006年8月プラハで開催された国際天文学会
において惑星の定義が見直され冥王星はドワーフプラネット(小人惑星日本では矮小惑星・矮惑星
・準惑星と呼ばれています)という位置づけとなりました。グループとしては海王星以遠天体グル
ープとなりました。

1978年に冥王星に衛星があることが見つけられました。1992年にはハッブル宇宙望遠鏡が
冥王星とその衛星カロンの姿をはっきりととらえました。カロンは冥王星の1/9もあります。なぜ
そのように重い衛星が存在できるののかは、まだよくわかっていません。カロンが冥王星をめぐ
る軌道中心は冥王星の地表の外にあり二重の惑星系とも言えることができます。
2015年探査衛星ニュー・ホライズンが人類史上初めて冥王星に到達し詳しい観測結果を報告し
てくれることでしょう。

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