統合軍(試作機/先行量産機)

VF-0 フェニックス
(開発:ノースロップ・グラマン/ストンウェル/新星)
型式:A、B、C、D、S
ターボファンジエットエンジンを搭載する、VF-1の試作型を実戦仕様とした先行量産型。
VF-0Aは単座可変翼機。標準型としてシリーズ中最も多く生産、配備されたタイプ。頭部レーザー機銃は1門。推定生産機数は24機。その多くがSV-51との交戦で撃墜または破損したといわれる。リアクティブアーマーはVF-1のGPS-1Sに相当する、バトロイド形態用の全身装甲兵装システム。
VF-0Sは指揮官仕様機。A型と頭部の形状が異なり、レーザー機銃が2門に増設されている。飛行技能に優れたパイロット用に操縦システムのリミッターをデフォルトで解除した機体である。推定生産機数4機。うち1機がプロトカルチャー遺跡争奪戦にて失われる。
     

   VF-0A                 VF-0S



   VF-0S(リアクティブアーマー)



VF-2

VF-1の対抗機種。2003年頃から開発が開始されたが、2008年頃には試作段階で開発は中止されている。
VF-3
2005年頃からVF-4と並行して開発が開始されたが、2010年頃に生産システムが失われたため、設計のみで計画が終了している。




VA-X-3
全翼可変攻撃機。「アドバンスド・バルキリー」の機体。




VF-X-4
VF-1の次世代機として開発された三胴型の機体でVF-4の試作型。バルキリー形態のみ、設計図が残っている。






VF-X-7 ゴーストバルキリー
無人機ゴーストをベースに設計された試作型の可変戦闘機。「アドバンスド・バルキリー」の機体。


VF-X-10
VF-9の原形になったと言われる試作機。「アドバンスド・バルキリー」の機体。


VF-X-11
ブレインデッドウィングアンドボディの試作機。「アドバンスド・バルキリー」の機体。


YF-19
新星社が開発したVF-19の試作機。生身のパイロットが強化システムなしに手動操縦する機体として乗り手を選びセンスのある者にしか扱いこなすことが出来ない機体。スーパー・ノヴァ計画やシャロン・アップル事件後も試作機が作られ、VF-19シリーズが制式化された。


YF-21
ゼネラル社が開発したVF-22の実質的な試作機。BDI(頭脳直結インターフェース)操縦システムを搭載。VF-22 シュトゥルムフォーゲルII の直系の試作機自体はYF-21 3号機である。


YF-24 エボリューション
新星社とゼネラル社が共同開発した試作機。VF-25・VF-27・YF-29はこの機体が設計ベースとなって開発されている。


YF-25 プロフェシー

YF-24エボリューションを元にフロンティア船団で開発されたVF-25の試作機。コクピットは複座。頭部左側面に小口径レーザーガン、右側面に通信アンテナを    装備する。カメラアイは複合センサーを大型のバイザーが覆う形になっている。

     

YF-26
2053年に新統合政府から与えられたYF-24の技術情報を元にマクロス・オリンピア船団で開発が開始された。しかし、オリンピア船団はフロンティア船団とYF-25を共同開発することを発表し、開発は中止された。型式番号のみ。
YF-27 シャヘル
VF-27の試作型。翼の形状は原型機のYF-24に近い。サイボーグ兵士と接続することで思考による直接操縦が可能だが、まだテスト中のためISCが搭載されていなかったり、脚部ベクターズノズルの調整にタイムラグがあったりと未完成。


YF-29 デュランダル
新星社とL.A.I社がフロンティア船団で開発した超可変戦闘機。VF-9やVF-19と同様の前進翼が特徴で、脚部に2発と前進翼に2発で計4発のエンジンを搭載する。機体の設計はYF-24の流れを汲み、VF-25とは姉妹機にあたるが、フォールド・ウェーブシステムの完成が遅れたため2059年に試作機がようやく完成する。
地球本国生産仕様のYF-29B パーシヴァルという機体も存在している。
YF-29を他の可変戦闘機と一線を画す「超可変戦闘機」たらしめているシステムとして「フォールドウェーブシステム」が挙げられる。これは1000カラット級の超高純度フォールド・クォーツ「賢者の石」から無尽蔵のエネルギー供給を可能にする代物。このシステムの働きにより、熱核タービンエンジンの性能を限界まで引き出し、エネルギー転換装甲の常時フル稼働を可能(前進翼に熱核タービンエンジンからの高負荷にも耐える強度を持たせることが可能)とし、更にフォールドウェーブの解析・増幅・探知を可能にしている。フォールドクォーツの力を解放したオーバードライブ状態では機体が金色の光で包まれ、機体性能が更に飛躍的に高まる。
スーパーパックは高機動/推進剤パック、大出力フォールド・ウェーブ・プロジェクター/マイクロミサイルポッド×2、化学ロケットブースター)で構成される大気圏内外兼用オプションパック。装備状態は「YF-29スーパーパック装備」と呼称される。

       YF-29(スーパーパック)




YF-30 クロノス
S.M.S惑星ウロボロス支社で開発されている最新鋭の可変戦闘機。フォールド断層を突破できる能力を持ち、作戦によって換装可能なコンテナウェポンユニットを持つ。ペットネームのクロノスはギリシア神話に登場する時間の神に由来する。


V-BR-2
「アドバンスド・バルキリー」計画の超音速偵察爆撃機。三胴型で機首に4枚のカナードがある。バルキリー形態のみ、設計図が残っている。



反統合同盟軍

SV-51
(開発:スホーイ/イスラエル航空工廠/ドルニエ 生産)
型式:α、γ
VF-0より先に実戦投入された史上初の可変戦闘機。反統合同盟の陣営だった自治区では、VF-1ではなくSV-51の生産が続けられており、投入されたかは不明ながら第一次星間戦争を生き延びた。VF-11の本格採用まで生産された。
SV-52
SV-51の後継機で熱核タービンエンジンを搭載している機体。第一次星間大戦にて実戦投入されたが、殆どが失われたとされている。