第4話「それぞれの決断」


バハムートが開発した巨大コロニーレーザー「ゼウスの雷」。サイド2宙域からでも地球を直接攻撃できるこの兵器を破壊、もしくは機能を停止させるために、第11特別部隊はネオ・ペガサス1隻でゼウスの雷に向かっていた。


しかしサイド2宙域に入ったところでバハムートの部隊に発見されてしまう。
正式のパイロットとなったショウも、出撃するためにEX-1のコックピットに乗り込む。
EX-1のパイロット登録は解除させる直前に本部からゼウスの雷破壊の任務に着くよう指令があったため、その出撃準備に忙しく後回しとなり、ショウがパイロットに志願したこともあって、そのままショウが乗ることになってしまったのだ。


ショウがEX-1を出撃させようとした時、ブリッジから通信が入り、サブモニターにリリアの姿が現れる。
アスラード補給基地に残ったはずのリリアがネオ・ペガサスに乗っていたことに驚くショウ。
リリアはショウがパイロットに志願したことを知り、自分も艦のオペレーターに志願していたのだ。
しかしこのことをショウが知ったら反対され艦から降ろされると思ったリリアは、艦がアスラード補給基地から出るまでショウと会わないよう隠れていたのだ。


ショウは自分に黙って志願したリリアを怒ろうとしたが、発進カタパルトの後ろで発進を待っているパイロットたちに急かされたため、リリアに何も言えないまま出撃する。


ネオ・ペガサスを発進したMS部隊は部隊を2つに分け、バハムートのMS部隊と戦艦を同時に攻撃する。
バハムートのMSたちの攻撃を回避し次々と撃破していくEX-1。
ランスロットは短期間でエース級のパイロットに成長していくショウに驚く。


バハムートの部隊及びその旗艦は、MS部隊の活躍によって短時間で壊滅した。
しかし、先程の部隊がすでに他の部隊に通信を送っていた可能性があった。
そこでクルーはネオ・ペガサスを囮にし、少数のMS部隊を別動させる作戦に出る。


その別動隊には、MS1機を搭載可能な小型船の操縦者及び、船とMSの緊急時に修理を行う者としてロイアスが、そのサポートをするオペレーターとしてリリアが、そして船に搭載するMSのパイロットとしてショウが選ばれた。


重要な任務に自分が選ばれたことに驚いたショウは、クルーに自分ではなくランスロットを選んでくれと頼む。
しかしクルーもランスロットも、ショウが適任だと言う。
パイロットとして急成長しているショウの未知の可能性、この不可能と思われる任務を達成するには、ショウの未知の可能性に賭けるしかないクルーはそう考えたのだ。


それを後押ししたのがランスロットだった。
パイロットとして多くの経験を積んできたランスロットは、パイロットとMS、そしてシステムには相性があることを実感していた。
それは機種だけでなく同じ機種でも機体ごとにもあり、自分と相性の合うMSに出会えるパイロットはほんの一握りであった。


ショウがパイロットとして急成長しているのは、ショウ本人の才能もあるがEX-1とオーラセンサーシステム、そしてショウの相性が合っているからではないか、このまま行けば自分では勝てないジークにも、勝つことのできるパイロットへ成長するのではと考え、そのことをクルーに伝えたのだ。


それから2時間後、3人が乗る小型船がネオ・ペガサスを出発した。
その直後、先の部隊からの通信でやって来たバハムートの艦隊がネオ・ペガサスに攻撃を仕掛けてきた。
クルーはバハムートの目を自分たちに引き付けておくために、MS部隊を発進させそれに反撃する。
バハムートの艦隊はそれほど大部隊ではなかったが、たった一隻の艦で戦うには楽な相手ではなかった。


その戦闘の光を見ながらゼウスの雷へと急ぐショウたち。


その頃サイド2では、ジーク専用機として開発された新型MSガーセルが完成していた。
開発スタッフから機体の説明を聞くジーク。
その説明を聞きながらジークは、この機体で先日戦ったガンダムとどう戦うのかを考えていた。


何故だか分からないが、ジークはこの前戦ったパイロットと再び戦うような予感がしていた。
そしてそれを楽しみにしている自分に驚くジーク。

その頃、サイド2宙域の近くでは連邦軍の艦隊が集結しつつあった。


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