第6話「戦士たち・・・」


セト、ロキ、ホルスの乗る3機のガルディはコンビネーション攻撃でEX-1に迫る。
ショウはシールドでガルディからの攻撃を防ぎながらビームライフルを放つ。
ショウはシールドファンネルの使用を考えるが、ジークが動かず自分の戦いを見ていることに気がつく。
ショウはビームライフルを連射すると、ビームサーベルを抜きロキの乗るガルディを撃墜した。
そして再びビームライフルを連射し、セトとホルスの乗るガルディを撃ち落としたのだった。


3機を撃墜したEX-1の前にゆっくりと姿を現すガーセル。
ジークはガーセルのバックパックから数機のファンネルをEX-1に向けて放つ。
様々な角度からファンネルはEX-1に攻撃してくる。
しかしショウはそれらを的確に回避し、全てのファンネルを破壊した。


その頃、第11特別部隊を攻撃していた部隊が、ゼウスの雷の射撃線上から外れたことを確認したバハムート本部は、ゼウスの雷に発射命令を出していた。
しかしゼウスの雷が再び充填を開始した時、突然ゼウスの雷の融合炉の1機が爆発を起こす。
そして誘爆によって次々と各所から爆発を起こしたゼウスの雷は、充填中だったエネルギーが暴走を始めついに大爆発を起こしたのだった。


ゼウスの雷が突然謎の大爆発を起こしたことに、バハムートの本部はあわてふためく。
そして原因を究明しようとする彼らに、2つの連邦軍艦隊がサイド2に向かって移動を開始したという報告があったのだ。


ゼウスの雷の近くにいたジークも、突然の爆発に驚いたが、このままでは爆発の余波に巻き込まれること気がつき、慌てて機体を移動させる。
爆発を見てロイアスたちが成功したことを悟ったショウも、爆発の近くにいるはずのリリアやロイアスのことを心配しながら、爆発の余波に巻き込まれないよう機体を移動させた。


しばらくして爆発の衝撃波がおさまったのを感じたショウは、盾としていた小隕石の影から機体を出した。
無数の瓦礫が漂う宇宙の中、ショウはリリアたちの乗る小型船の姿を捜しながら通信を送る。
しかし通信はまだ回復しておらず、小型船からの返事はなかった。ショウが肉眼で小型船を捜そうとした時、EX-1の前にガーセルが姿を現す。


ゼウスの雷の破壊された瞬間、ジークはこの戦いは負けたと感じていた。
そしてジークが感じたとおり、この時サイド2政府は連邦政府に無条件降伏しようとしていた。


隠れていた連邦軍の本艦隊は囮艦隊の3倍以上、さらに無傷の囮艦隊が加わった総艦隊はバハムートの全艦隊の10倍以上であった。
ゼウスの雷を失った今、バハムートが艦隊を出撃させ連邦軍と戦っても、どんな作戦を使おうとも勝目はなく、多くの兵士の命を無駄にするだけであった。
アークはサイド2政府の中でも、最後まで武力決起に反対していた穏健派の議員に後のことを任せると、今回の武力決起は自らの独裁によるものだという声明を連邦政府に送り、全ての責任を取り自らで命を断ったのだった。


各サイドの独立後、長く続いた戦乱の無い時代。
その時代の中パイロットとなったジークにとって戦闘は退屈なシュミレーションと模擬戦しかなかった。
そんな日々にジークは渇きを感じていた。
そして今回の事件で待望の実戦に出たジークであったが、同じく平和な時代に生まれた連邦のパイロットでは、彼の渇きを潤してはくれなかったのだ。
しかし今、やっと出会えた彼の渇きを潤してくれる相手が目の前にいた。


そしてショウはトゥラーン基地の仲間たちの仇を討つというの思いが、いつの間にかジークと戦いたいという思いに飲み込まれていた。
連邦軍とバハムートの戦いは終わりを告げたが2人の戦士の決着はこれからだった。


ガーセルは再びファンネルを放つと、EX-1に向かってライフルを連射する。
EX-1はその攻撃をシールドで受け止めると、四方から迫ってくるファンネルをライフルと頭部バルカンで破壊した。


互角の戦いを繰り広げる2人だったが、実戦経験の少ないショウに疲労が見え始めてきた。
それに気付いたジークはEX-1に猛攻撃を加える。
その攻撃に意識が朦朧としてきたショウに、ジークはとどめの一撃としてEX-1をサーベルで切り付ける。


この時ショウはこの攻撃を回避できる状態ではなかった。
だがEX-1はその攻撃を回避し逆にガーセルにサーベルを突き立てていた。


それはショウの無意識の動きだった。
爆発を起こすガーセルの中で、ジークは自分の中にあった渇きが潤されているのに気が付いた。
そして次の瞬間ガーセルは大爆発を起こしたのだった。


連邦政府は今回の事件をアークの独裁によるものだと認め、サイド2政府にはいっさい責任は無いとしサイド2から艦隊を撤退させた。
こうして後にバハムートの乱と呼ばれることになる今回の事件は終わりをむかえたのである。


ジークとの戦いの後、ショウはリリアたちの乗る小型船の姿を捜していた。
通信で呼び掛け続けるショウ。
すると通信障害が治まってきたのか、雑音に混じってリリアの声が聞こえてきた。
そしてリリアとロイアスに合流るために小型船に向かうショウの目に、彼らを迎えるかのように光るネオ・ペガサスの光が見えてきたのだった


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