乙女峠まつり、60周年を振り返って
2011年5月3日、今年の乙女峠まつりは60周年
に当たり盛大に祝われました。特別に殉教者の信
仰の証しを記念し、強い信仰の息吹を感受するこ
とができました。ミサでは大阪の池長大司教様の
司式で、殉教者の取り次ぎを願いながら、東大震
災の犠牲者のため、被災者のため、復興のために
祈りました。わたしたちのささやかな日頃の祈りと
奉仕、犠牲が捧げられました。津和野教会では今
も、募金活動が続けられています。これからも祈
り、奉仕、連帯を捧げて行きたいと思います。今年
の乙女峠まつりは、特別な企画として、殉教者の信
仰の遺産を土台として新たな出発点を探るため、
前夜祭でパネルディスカッションを催しました。日本
26聖人記念館長のルカ神父様、元津和野観光課
長山岡浩二様、浦上教会代表野口勝利様、そして
司会を津和野教会の京村氏が務めてくださいまし
た。長崎の根強い信仰の伝統を背景に、殉教者が
生きた信仰をわたしたちのうちに受け継いで行き
たいと思います。明治の初年にキリスト信奉者の発
した信仰と希望は、神の国を目指す強い愛の発露
であったと思います。このような愛に励まされて信
仰を証しして行きたいと思います。 |