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2013.03.25 今週のジャンプ「NARUTO」感想。

柱間さんたちが子供の時代の大人って(以下反転表示)、ここまで非人道なものかねぇ、と思いました。
勝つためならば、たとえ敵の子供とはいえ、「子供の死」を利用するんですね。
そうやって殺されようとしていた弟たちを助けた事によって、柱間さんとマダラの道は、別れてしまいました。
こんな道理の通らない世界で、マダラは、柱間さんより弱いという自覚があるが故に、「それでも弟を守りたい」という気持ちに負けて、夢を諦めてしまいました。
マダラが信じられないのは、柱間さん個人ではなく、扉間さんのような考え方の者たちがいる「千手」という集団だろうと思います。
それでも、イズナを扉間さんに切られ、「もう手を結ぼう」と柱間さんに言われた時、マダラの心は揺らぎました。
瀕死の弟を救いたい思い、そして何より、もう一度柱間さんを信じたいと願う思いが、彼を揺さぶりました。
心を開こうとしたマダラの、ほのかな暖かい瞳。
しかし、イズナの言葉が彼を引き止めます。
イズナの言葉は、心から兄を案じての言葉であり、それは半分真実でもありました。
柱間さんがいかに押さえたとしても、扉間さんの様な考え方を持つ千手の者たちは、決してうちはを心から信用しようとはしないでしょう。
マダラが、リーダーとして情勢に柔軟に対処出来なかった事が、戦いを続けさせた原因のひとつだったのは確かですが、私は、万華鏡写輪眼を開眼したマダラが、扉間さんの言うような「悪に憑かれた」者だったとは、今の時点では到底思えません。
マダラにとっての「うちは」とは、守りたかったもの全部ではなかったのか、と。
その「うちは」への愛情と同じくらいの愛情を、マダラは柱間さんにも抱いている様な気がします。
「今 弟を殺すか… 己が自害して見せるか」
こんなこと、「全てを捨ててオレの元に来い。全てをオレにくれ」と言っているようなものです。
マダラは、柱間さんだけが、自分を信じていてくれるのを知っていたから。
だから、柱間さんだけしか、信じられなかったのでしょう。
思いを分かち合うなら、柱間さんとだけ。
弟も死に、他はもう誰も。
柱間さんは多分、扉間さんも殺さず、自分も自害などせず、マダラを生かしたまま彼に言葉だけを残して、この場を去るのではないかと思います。
柱間さんは、マダラと、そして皆と共に生きたいと思っています。マダラの願いは、相容れるものではありません。
マダラの絶望は、ここから始まったのかもしれません。
そして、柱間さんの後悔も。
だから、柱間さんはサスケに話しているのかもしれません。
マダラが味わった想いを、サスケにさせないために。
柱間さんの話はまだ続きそうなので、当たらない想像かもしれませんが、今回読んだ範囲では、私の想像力はここまでが限界~。
あと、扉間さんの「強い兄に守られているが故の、無意識の傲慢さ」も、また悲しいもので。
なんだか色々な要因が、後の木の葉の里を運命づけていったのだなあ、と感じさせる今週号でした。
そして改めて、老マダラの柱間さんに対する執着心ってスゴかったな、と思いました。
柱間フェチ。
真髄まちがいなし。
お陰様で、柱間細胞で強化した大蛇丸が、二代目・三代目・四代目火影を縛れて万々歳。
でも火影たちも、柱間細胞ほぼ100%(依り代がゼツの体だもん)なので同格のはず。
あれ~?あれ~?
なんだか腑に落ちませんが、ま、追々考えるとして、今宵はこの辺で~。
おにゃすみにゃさいv


2013.03.18 あともう少しで

もうすぐ、今通っている「緊急雇用」のお仕事の、雇用期間が終了します。
来月からまた失業者です。
「緊急雇用制度」とは、次の仕事への足がかりをつかむ意味もあるのだとか、どなたかに聞いたような気もしますが、今のところ、今後の具体的な就職先の見当は、まったくついていません。
結局は、自分次第です。
昨年五月からの、求職活動と就職先での仕事の出来具合を省みて、自分が何に向いているのか不向きなのかは、前より具体的に解ってきました。
今回のお仕事では、今迄やってきた狭い範囲のジャンルの仕事では体験できなかった事を、たった半年の間、ごくごく一部ではありますが体験させて頂けて、すごくためになりました。
人間関係もすごく良い職場で、それは本当にオアシスのように感じました。
たとえ半年限定でも、神様の下さった時間だと思います。
そういった中で勉強できた事を、次でまた活かせればいいのですが、なんせ私の選べる職の可能性の幅が狭いので、まったく違う職種を選ばざるを得ないかもしれません。
まあそれでも、何かの形できっと役に立つとは思うのですが。
出勤日数は、残りあと9日しかなく、仕事はまだかなり残っていますので、明日からまた気合入れてやらねば、と思います。
発つ鳥跡を濁さぬよう、出来るだけの事をして去らねば、と思います。
しんみりしている暇は無い!
そしてまた、猫と無事に暮らしていけるよう、次を見つけようと思います。
でもね、今はただちょっと、寂しい気分です。
はははは。
いい人たちばっかりの職場だったなあ。
たった半年間。
驚きの早さですね。


2013.03.11 今週号のジャンプ「NARUTO」感想。

一番身近で大事な(以下反転表示)家族の理解を得られないことは、とても堪える事だろうと思います。
そんな中で、唯一お互いを理解し合える相手に出会ってしまったら、惹きつけ合う思いは、相当深くなることでしょう。
柱間さんもマダラも、この頃は、お互いがまるで自分自身であるかのように大切だったことが、悲しいほど伝わってきます。
純粋に理想を語り合い、そのための努力を怠らず地道に続ける二人。
未来に木の葉の里となる土地を見つめて思う柱間さんの耐え忍ぶ決意に、泣きそうな気持ちになりました。
今現在も、死を経て甦って尚、マダラと柱間さんの口から出るお互いの人物評は、敬愛に満ちています。
それほどこの二人の魂の結びつきは深く、お互い奇跡の様に出会えたからこそ、それぞれの一族のトップとしての精神的成長を成し得たのだと思います。
その相手を、自分の大事な家族が当たり前のように殺そうと考えている事は、悪夢としか言い様がありません。
父親たちも弟たちも、この闘いに微笑んで臨んでいます。
誰も、自分が死ぬとは思っていないのでしょうか。
何のために戦うのでしょう?
その姿勢が悲しくて、腹が立ちます。
柱間さんとマダラの心の痛みを、どうして彼らが大事に思っている家族たちが、少しも考えてあげられないのか。
ともあれこの戦いでは、両者の間に深い溝を刻むようなひどいことは起こらずに済んだのかもしれません。
どんな決着がついて、それが柱間さんとマダラの協力による里の創設にどう繋がっていったのか、期待したいような怖いような、何とも言えない気持ちでいっぱいです。
で、来週休載って?あはははは。
生殺しー!

それにしても、マダラの柱間さんへの「ダサイ」評は、可哀想だけどはずれてはいないと思います(涙)。
特に、柱間兄弟ズのデカパン・ファッション、あれは確かに親の責任です。
仏間さん、センスだけは、うちはのタジマ父ちゃんたちを見習いなはれ。
まあでも私は、千手のどんくさセンスも結構好きです。なんか可愛いv
しかし、ボケの千手とツッコミのうちは、こんなに役割分担が完璧なのに、戦争をしているって何なんでしょう。
人を傷つけて戦うよりは、笑いを創り出す方がずっといいと思うのです。
どんな世界でも、きっと。

そして、二年前の今日の、大勢の、お一人お一人の魂が、まだ癒えていない魂が、少しでも安らかでいられますよう、心よりお祈り申し上げます。


2013.03.04 今週号のジャンプ「NARUTO」感想。

柱間さんの髪は(以下反転表示)、もしかしたら兄弟同士で散髪し合ったのでしょうか。
弟二人が上手に切られているところを見ると、柱間さんの髪は、せがんで切りたがる一番末の弟くんに切らせてあげたのかも、と想像しました。
大人たちは子供にかまける暇などなく、それどころか子供の命を簡単に使って死なせ、それを屁理屈をこねて正当化してまで敵を殺し尽くすためだけに殺し合いをする、愚かな世界を形作っていたのですね。
大人の都合で子供を殴って言い聞かせても、根本が完全に間違っているのだから、何の説得力も有りません。
子供は子供で、生きて行く道を探さねばならなかったのですね。
柱間さんの言う事は、扉間さんの言う様な方法論にとどまらず、そこにある「心」を一番大事に考えるという、物事の「本質」を突いています。大人たちの理不尽な争いから、弟たちや多くの子供たちを守りたいという強い想いが、そういう方向に彼を育てたのでしょう。
同じようにこんな世界で育ったマダラも、短気だけど本当は思慮深い長男タイプ。
二人には、同じ視点が備わっています。
しかし柱間さん…、この人どうやってこんな、おいしいところでちゃんとボケる性格を培ったんでしょう。
いや、こんな世界だからこそ、人に心を開く事こそが一番必要だと悟ったのだと思います。
父親に殴られてもなお、包み隠さず本心をぶつけ続け、初対面のマダラにも、初めから素直に心を開く柱間さん。
マダラも、そんな柱間さんを、時々キレつつも正面から受け止めています。
この二人の純粋さが、周りを想う優しさが、後の事を思えば見ていてとても哀しいです。
水切りは、願かけ。
願わずにはおれない状況が、なんて重い、悲しいことなのだろうかと。
二人は、後々その心の方向が分かれて行きますが、本当は今も、同じものを見つめ続けているのではないかと思うのです。
今はただ、柱間さんを通して、マダラの本質をもっと知りたいです。
彼が、本当は何を求めているのかを、知りたいですね。
きっとサスケの求める答えは、マダラの中にあると思うのです。
それは、イタチさんが幼い頃に気付き、それからずっと追い求めたものと、同じだったのかもしれません。

それにしても、柱間さんが綱手姫を甘やかした気持ちが、少し解る気がします。
自分の不遇な子供時代があったからつい、そうせずにはいられなかったのかもしれません。
……いや、やっぱり天然か?
まあ、これからの展開も、すんごく楽しみです。
悔しいくらい、あれだけキライ!!と思ったマダラの事が、いっぺんに愛しくなりそうで、嬉しい様な複雑な気分ですv

 
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