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2014.04.28 今週のジャンプ「NARUTO」感想。

前号まで「結局、輪墓ってなんじゃいな?」と思っておりましたが(以下反転表示)、今週号でやっとわかってスッキリしました。
うちは関連の「瞳術」には時空間に関連したものが多くありますが、これもまた、こちらの世界からは仙人チャクラが無い限り干渉出来ない同次元の異空間に、自分の影を作る事の出来る術のようです。ただし、継続時間に制限はあるそうですが。
「輪墓」の影は、サスケには輪廻眼で見えるけど、物理的攻撃は一切与えることが出来ず、ナルトには見えないけど、仙人チャクラで感知して攻撃することが出来る、というややこしさ。
反対にマダラ本体は、ナルトが仙人チャクラで攻撃しても、見えない影のマダラが守るためなかなか捉えられないのですが、サスケは輪廻眼の力で好きな位置に本体を「出現」させて攻撃出来ているように思われます。
サスケのその輪廻眼の力は、マダラ曰く「移動したのではない」そうなので、もしかしたら、発動にタイムラグの一切無い「神威の進化版」、もしくは「イザナギの進化版」あたりなのかもしれません。
ナルトとサスケのコンビネーションも良く、二人をあなどれないと見たマダラは、早々に両目を揃えるべく、おぞましいことをしてのけます。
カカシさんから写輪眼をむしり取って、おのれの左眼にはめ込んだのです。
なんて酷い、そして図々しいことを!
マダラの非道さに、怒りがこみ上げます。
マダラにとっては目など、どれもただの「入れ替えの効く物」に過ぎないのでしょうが、カカシさんにとっては、親友のくれた友情の証であり、半生を共にした大事な、すでに自分の一部でもある唯一の物なのです。
マダラなんかがはめる権利など、爪の先ほどもあるものか。
ましてや、オビトの持つ輪廻眼を手に入れる手段として、一時しのぎのためになんて。
サスケに胴を輪切りにされたマダラの派手な血しぶきなんかより、その横でカカシさんの左眼窩から流れる目立たない血しぶきの方が、ずっと見ていて辛いです。
オビトの輪廻眼を潰すのが最善と解っていても、手の震えるサクラちゃんの方が、どんなにまともか。
マダラは輪廻眼を守るためにサクラちゃんへ向けて黒い棒を投げますが、おそらくオビトが最後の力を振り絞って、それを神威で飛ばすか、サクラちゃんを飛ばすか、または自分の輪廻眼に突き立てるのではないかと。
非常にしぶといマダラですが、その意志は、一体どこまでが本人のものなのか、怪しく思います。すでに人の心とは、到底思われません。
もしも今後ナルトとサスケに斃されたとしても、身の内の神樹が今度は本能をむき出しにしてくるのでは、と思われます。
人にとっては話の通じない相手。
だからこそ、九つに分けられた獣たちの意志と、彼らの名を呼ぶナルトの存在が意味をなす事になるのでしょう。
それは、どれぐらい先の事になるのか。
今は、写輪眼をえぐり取られたカカシさんのダメージが心配です。
オビトはマダラの左目が、カカシさんにあげた自分の写輪眼だと気がついたはず。
かつて少年時代に、死に瀕しながらカカシさんに最大限の友情を示したオビトの、誰よりも彼らしい最期の行動を期待しながら、2週間をじっと待つ事にします。

しかしくどいようですが、マダラの図々しさにはホント、腹立ちます!
カカシさんは、頭のてっぺんから爪の先まで全部、イルカ先生の物じゃー!
取るな、あほんだら! 土下座して謝れ。
筋金入りのカカイル馬鹿で、ごめんなさい。
血迷ってます。ええ、マジで。


2014.04.21 今週のジャンプ「NARUTO」感想。

マダラに語りかけてきた「ワレ」は(以下反転表示)、カグヤさん…ですよね?
十尾(神樹)自体には本能しかないから、人語を語りかけてはこないはず。
「シンジュ」と「ジュウビ」を自分とは別者のように語る意志があるとすれば、それはカグヤさんでしか有り得ないような気がします。
眼も同じだし。
もしそれが正しいのであれば、マダラは、より濃くカグヤさんに近づいたわけで。
そのマダラに対峙するナルトとサスケの姿は、現代のアシュラとインドラである以前に、かつて神樹を取り込んだ母カグヤと闘うハゴロモ兄弟の姿に強く重なるものがあるのでは、と思いました。
今の十尾がカグヤさんではないのなら、もしかしたらハゴロモさんの兄弟、という可能性もまた捨てきれません。
ハゴロモさんの兄弟は、十尾との闘いのあと一体どうなったんでしょう?
今戦おうとしているサスケの運命は?
…まあ以上は、あくまでも当てずっぽうの話ではあるのですが。
あああ、そんでガイ先生! ガイ先生の足先、あったー! 無事だった! 崩れてなかった良かった~~~っ!(滝涙)
そしてナルト、こんな時ぐらい、ガイ先生は「ゲキマユ先生」でいいとしても(いいのか?)、リー君のことはせめてきちんと名前を呼んであげて~。
時空間で、オビトがサクラちゃんに頼もうとしている事は、おそらく輪廻眼を潰して、黒ゼツごと自分を今殺してくれ、という風なことではないかと考えました。
マダラに輪廻眼を渡さないために。
リンちゃんと同じ医療忍のサクラちゃんに引導を渡してもらうことが、オビトにとって意味のある事で有れば、と願います。
オビトが死んだら時空間は自然に解かれて、サクラちゃんは元の場所に戻れるようになっているんだろうと思うのですが、どうでしょう?う~ん、ちょっと心配…。
それにしてもナルトが拾った父ちゃんのクナイ、「忍愛之剣」…「しのびあいのけん」→「忍び合いの剣」って、なんどすか~~???
今まで全く気がつきませんでしたけど、こんなこと書いてあったんですね! 気がつかなかったのは、私だけ?
父ちゃんのセンスが微妙に理解できません。なんだろう、このうっすら昭和の匂いのする感じは。
これが二代目の持ち物だったら、納得出来ると思うのですが(←酷い)。
完全に神樹の力を取り込んで自信満々のマダラですが、輪廻眼はいまだに揃わないまま、それでもどこまでの力を見せてくれるのか、対するナルトとサスケの力も、次号以降の展開が待ち遠しいです。
我愛羅がナルトに言った言葉は、暖かな信頼の表明。
なんていい表情。

実現する未来を待っています。ぜひぜひ。


2014.04.14 今週のジャンプ「NARUTO」感想。

カカシくんに(以下反転表示)「応援ありがとう!!!」と笑顔で返す幼いガイ先生を、思わず抱き締めたくなりました。
ガイ先生は今マダラが言うまでも無く、ナルトとサスケ以外の忍連合軍の中で、まぎれもなく最強でしょう。
正に、圧倒的!
その強さは、親子二代に渡ってたゆまなく鍛え上げられたものであり、父親ダイさんの深い愛情無くしては決して育たなかったものでした。
その身は灰になるほどに燃え、命尽きようとする寸前に、驕るマダラによってとどめを刺されようとした瞬間、ナルトがそれを退けガイ先生の命を繋ぎます。
ああ、良かった! 間に合った!
そしてガイ先生の命を懸けた活躍が無ければ、ナルトとサスケが復活する前に、とっくに世界はマダラのものになっていただろうと思います。
ガイ親子が世界を救った、と言っても過言ではないかも、と。
願わくば、攻撃の巻き添えを食らった神樹にも致命的なダメージを与えられていれば、と思うのですが。
それにしても、回想シーンのダイさんとサクモさんたち父親の表情の暖かさ・深さといい、復活したナルトやサスケを見つめるカブト、香燐ちゃん、サクラちゃんの嬉しそうな口元の笑みといい、本当に胸が締め付けられます。
言葉以上に、表情がいとおしくてなりません。
特に、ちっこいガイくんの全部の表情が、私は好き。
父親ダイさんがあんな感慨深い目で見つめる気持ちが、すごく良く解ります。
そしてサクモさんの言った事も。
余裕を見せていたマダラが、ガイ先生の一撃に、今まで見せた事も無い衝撃の表情を見せます。
それは、こんな真剣な場面を茶化すようで悪いのですが、グルグルの輪廻眼なだけに、一昔前の漫画の表現の、ボコられた時目が回った描き方をするアレみたいで、思わず「レトロ!」と呟いて、笑いそうになってしまいました。
う~ん、本当はおじいちゃんなだけに、ついつい…。
吹っ飛んだ肉体も再生して、なかなか死なないマダラ。
この人でこんな状態なら、ハゴロモさんをして「誰よりも強かった」と言わしめたカグヤさんの亡くなり方は、一体どのようなものだったのでしょう。
いや、本当にきちんと亡くなっているのでしょうか?
ハゴロモさんのようにチャクラだけで存在し続ける事も出来るのなら、独裁的で強い力を持っていたカグヤさんが、そう願わないわけが無いような気がします。
もしかしたら十尾の中に取り込まれているのでは、と考えてみたり。
いや、なんだか十尾の見た目が、ピカソが描いたキュビスムの女性像に似ている気がするから、「カグヤさんが入っている」と思っちゃうのかもしれません。
いーかげんで済みません。
ハゴロモさんの兄弟の事にしても、まだまだ謎の多いご先祖様たちもゴロゴロいるし、サスケの今後の方向性も気にかかります。
サラサラと崩れたガイ先生の足先は、この先どうなっちゃうんだろう…(涙)?
クライマックスながら、もっともっとたくさん色々な事を残らず描き切って欲しい、と願います。

気の抜けない展開、すべて見守っていたいと思います!


2014.04.07 今週のジャンプ「NARUTO」感想。

うちはの家紋は(以下反転表示)、黒い部分で「月」を表していたのかなあ、と思いました。
うずまきの丸は「太陽」で、共に六道仙人のチャクラ、二人の子に受け継がれて分かれたそれぞれのチャクラのイメージを象っているように、私には思えました。
輪廻眼を開眼するきっかけが、万華鏡写輪眼開眼の時の様な精神的ショックによるものではなく、アシュラとインドラのチャクラが融合すると開眼するという実に科学反応的なものだったことに、拍子抜けしつつも安心しました。
私は以前から何がきっかけでマダラが輪廻眼を開眼したのか疑問に思っていたのですが、柱間細胞移植の外科手術そのもので、だったんですね。
なんだかすごい人工的で畏敬の念が削がれましたが、まあ条件さえ揃えば、極端な話誰でも開眼出来るんだなーとも思えて気楽になりました。
ナルトに今までのアシュラの転生者には無い可能性を見出し、自分の母と同じ道を行こうとするマダラを止めて欲しいと願う六道仙人。
彼も未だ自分の結論に迷いがあり、尾獣の使われ方をも嘆きます。
でもナルトは自信満々に答えます、「大じいちゃんは間違ってねーよ」と。
ナルトの中にオビトが入れた守鶴さんとはっつぁんと黒クラマさんが姿を現わします。
追って他の尾獣たちも現れます。
私は、ナルトが以前尾獣たちからもらったチャクラは、綱引きの際に本体に吸収されて、もうナルトの中には無いんだと思っておりましたが、あれはもらったものとしてナルトのチャクラの中に残っていたんですね!
六道仙人の言う「ガマ丸」とは、もしかしたら大ガマ仙人のことなのでしょうか。
「九匹のケモノの名を呼びたわむれる碧眼の少年」という予言。
だから六道仙人は、十尾を九体に分けたのですね。
尾獣一同がナルトと六道仙人を囲んでの、一瞬息をのむような歴史的な場面。
しかし状況が深刻であるだけに、静かな心持で見てしまいます。
ナルトとずっと話していた六道仙人ですが、同時に現代のインドラの転生者であるサスケにも話しかけていたのですね。
今までの転生者全員が六道仙人の魂を呼べるわけではなく、ナルトがいて、サスケがいて、その二人が積み重ねてきた過去があるからそれが可能なのだと思うと、答えを述べた二人の静かな眼差しがとても心に沁みてきます。
サスケが六道仙人の問いに対し何と答えたのか、おそらく兄の遺志を継ぐ無私の想いを答えたのではないかと思います。
インドラの悲しみを想って、今度こそ公平に力を分け与える六道仙人。
二人を信じ、事の行く末がどう進むのかを完全にゆだねて、暖かい笑みを浮かべて力を与えます。
それぞれの場所で生き返る二人。
一方、ガイ先生たちは未だ決着がつかず、マダラは血を流しながらも余裕の挑発を繰り返します。
ガイ先生も満身創痍で、最終奥儀を使う事を決意します。
夜の名のついたその技には、動物の名前ではなく彼自身の名前が入っています。
どんな技?…見当もつきませんが、本当に最期の技だと判るのが辛いです。
頼むから、死なないで欲しい。
もしもナルトとサスケが六道仙人の力をもらって輪廻眼の力が使えるとするならば、その時はどうかガイ先生を生き返らせて欲しいです。
あと、物語の本筋からそれますが、気になるのは六道仙人の兄弟の事。
説明が無いのは、なにかまだこれからの展開に関連があるからでしょうか。
その辺にも期待しつつ、続きを待ちます!

消費税増税で本誌の値段が上がって涙! でも読まずにはいられません。
お財布と相談しつつ、買い続けられれば、と思います。
あ~~、ひやひやします!

 
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