今日のみ言葉
2023/1/22

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 2023年 1月22日 年間第3主日(神のことばの主日)


 杖ことば

 新年を迎え、心新たにお過ごしのことと思います。
コロナ感染の心配があるとはいえ、久しぶりの家族団欒の時を迎えられたことと思います。
 年頭にあたり耳にする言葉は「一年の計は元旦にあり」。物事を始めるにあたっては、最初にきちんとした計画を立てるのが大切です。一年を過ごす姿勢を述べている言葉ですが、「一日の計は朝にあり」との言葉もあります。
 一年を、一月を、一日をどの様な心構え、姿勢で迎えたらよいでしょうか。

 聖書を読むと面白い表現を見つけます。
 主は手を伸ばして、わたしの口に触れ、主はわたしに言われた。「見よ、わたしはあなたの口にわたしの言葉を授ける。」           (旧約聖書 エレミヤ書 1章9節)
 「人の子よ、わたしが与えるこの巻物を胃袋に入れ、腹を満たせ。」わたしがそれを食べると、それは蜜のように口に甘かった。         (エゼキエル書3章3節)
 教会では毎日のミサ(礼拝)で朗読される聖書の箇所が決められています。み言葉を頂き、食べる。反芻し、消化し、血となり、肉とすることが薦められます。聖書の中から生活の支え、杖にする言葉を選びます。例えば今日のミサではマタイ福音書4章12節−23節が朗読されます。この箇所から心に残る言葉を選びます。少し長いですが「暗闇に住む民は大きな光を見た」を選んだとします。この言葉を杖として一日の中で何度も心の中で唱えます。就寝前に、今日の生活のどこに「光を見た」のかを振り返ります。何かの光、励まし、支えを頂けたら感謝します。何も気付かなくても感謝で今日一日を終えたいと思います。

 こうした心に響く言葉、「杖ことば」は聖書でなくても新聞や雑誌、テレビのニュースやドラマでも見つけることができるでしょう。
 日本中を沸かせたサッカーのワールドカップ大会関係のニュースに未だに取り上げられています。グループリーグのドイツ戦で日本は2-1で勝利。ワールドカップ優勝国の格上を相手に逆転劇を演じました。長友佑都選手が試合後のインタビューで「ブラボー、ブラボー!」と絶叫したことが大きなニュースとなって伝えられました。この「ブラボー」という言葉を杖ことばとして、生活の中で繰り返して叫びたくなります。庭に植えたそら豆が芽を出してブラボー。久しぶりに友達に会えてブラボー。
 ウクライナの戦争に関するニュースから「それでも前を向く」との市民の言葉に励まされます。
 「わたし終(じま)いの極意」というラジオ番組を聞いていたら、「人財産」という言葉が心に響きました。この言葉を「杖ことば」にし、これまでの生涯の中で、様々な場面で出会った人々を思い起こして過ごす一日になりました。
 「きらり言葉を見つけよう」との教育現場の実践報告も思い出します。童謡や唱歌を教材に、その中にある印象に残る言葉や表現を調べ、解釈を深め、情景を味わったりする授業でした。
 杖にする言葉を見つけて、一日一日を心豊かに過ごしていきたいと思います。