今日のみ言葉
2021/7/22

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マグダラのマリア祝日 (2021年7月22日) 



京五輪・パラリンピック競技と人生の戦い


 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長が6月3日に「パンデミックの状況でやるのは普通ではない」と発言以来、五輪・パラリンピックの開催の是非が議論されてきました。

 菅総理は英国での先進7カ国首脳会議(G7サミット)において東京五輪・パラリンピックを開催する方針を表明し、「世界のトップ選手が最高の競技を繰り広げることを期待している。強力な選手団を派遣してほしい」と要請しました。「大きな困難に直面する今だからこそ世界が団結し、人類の努力と英知によって難局を乗り越えていけることを日本から発信したい」と強調しました。

 デルタ株(インド型)の感染拡大が心配され、東京都は四回目の緊急事態宣言が出されました。

 1964年の東京五輪で自衛隊の飛行機が晴天の青空に見事に描いた五輪のマークを見上げたことを思い出します。東京五輪音頭のテーマソングのメロディーが心に響きます。東洋の魔女と言われたバレーボール選手たち、お家芸である柔道のオリンピック選手たちの活躍に感動し、肉体と精神の限界に挑戦してきた雄姿に賛辞を贈りました。

 コロナ禍で迎える東京五輪・パラリンピックの成功とアスリートたちや関係者の努力が報われるように祈ります。

 近代オリンピックはフランスのピエール・ド・クーベルタンが古代ギリシャのオリンピアの祭典をもとにして世界的なスポーツ大会を開催する事を提唱し、始まりました。記録に残る最初のオリュンピア祭は、紀元前776年に行われました。そのため第1回の夏季オリンピックは、1896年にオリンピック発祥の地アテネ(ギリシャ)で開催されました。

 アテネと同様にリント(ギリシャ)でも二年目ごとに地域大会が開催されています。キリストの弟子である使徒パウロはこの競技大会になぞらえ、コリントの信徒に宛てて人生の戦いについて次のような手紙を書いています。

 「あなたがたは知らないのですか。競技場で走る者は皆走るけれども、賞を受けるのは一人だけです。あなたがたも賞を得るように走りなさい。競技をする人は皆、すべてに節制します。わたしたちは、朽ちない冠を得るために節制するのです。」

                           (第一コリント9章24−25節)

 人生という道のりを走り通したパウロは弟子への勧めを次のように述べています。

 「世を去る時が近づきました。わたしは、戦いを立派に戦い抜き、決められた道を走りとおし、信仰を守り抜きました。今や、義の栄冠を受けるばかりです。正しい審判者である主が、かの日にそれをわたしに授けてくださるのです。しかし、わたしだけでなく、主が来られるのをひたすら待ち望む人には、だれにでも授けてくださいます。」

                       (テモテへの前の手紙4章6−8節)

 人生という競技場において永遠に価値あるものを追い求め、自分の使命(勤め)を全うしたい。人生の幕を下ろすとき、パウロのように決められた道を走り抜き、義の栄冠を待ち望む心境に達したいものです。