今日のみ言葉     (2026年3月29日)    


神は独り子をお与えになるほど、この世を愛された。(ヨハネ3:16)           わたしがあなたたちを愛したように互いに愛し合うこと、これが私の掟である。                                     (ヨハネ15:12)

 日韓関係が時々ニュースになることもあり、島根県の竹島問題も身近な関心ごとなので、皆さまと分かち合いたいと思いこの記事をしたためました。

カトリック広島教区(中国5県を管轄)は山口地区の20年にわたる韓国水晶教会との交流を基礎に、2000年8月に韓国釜山教区との姉妹縁組を結びました。この交流の恵みの機会を得て、2004年4月から10カ月間、韓国のカトリック教会や歴史と文化を学ぶ機会が与えられました。

韓国語を学び、特に日朝の歴史関係の遺跡を巡ってきました。4月からソウルで過ごし、11月初旬にソウルから大邱に転居しました。大邱は山口で宣教活動をしていたシスターの本部があり、韓国で3番目に大きな都市です。韓国滞在中の体験と感想や日韓の課題についての思いを分かち合いと思います。

1,韓国人の礼儀正しさ

 韓国は儒教の影響が強く、年配者に対して示す尊敬の態度には見習うべきところがあります。電車内で年配者に席を譲ることは当たり前のことですが、小生が小学校の低学年と思える児童に、「おじさんどうぞ座ってください。」と席を譲られたことには感動しました。また、正月には年配者にきちんとあいさつする習慣が残っており、日本人が失いつつある美徳を再発見しました。

2,依然と強い反日

韓国に着いて気になったニュースは反日報道でした。その中のいくつかのニュースとエピソードを紹介しましょう。

@政権党、ウリ党の辛議長の父親が日本の憲兵隊の伍長であったために離職A光州の公立墓地から親日派といわれた人の墓石が破壊されるB政府は過去の歴史の清算ということで、

 「日帝強占下強制動員被害真相究明委員会」を設け、親日真相究明法改正案「親日反民族行為者・財産還収特別法案」を国会に提出しました。

 個人的な経験では、大邱の地下鉄内での出来事を思い出します。座席で韓国の地図を見ていたら、隣に座っていた男性が、「日本人ですか」と尋ねるので、「そうです。」と答えると、大邱で日本人がどれほどの悪行をしたかを話し出されました。反日の闘士だったそうです。紳士は2駅先で下車されましたので解放されました。

また、カトリックの女子高等学校の2年生のクラスで韓国や日本のことなどを話したとき、皆が手を挙げ、「独島(日本名は竹島)はどこの国の島ですか」と質問されました。日本の高校でしたら韓国人の講師にどのような質問が出るでしょうか。歴史認識と政治意識の違いに、改めて感心させられました。ちなみに島根県の学校教育では竹島のことについて学習する時間があるようですが、他県ではいかがでしょうか。

 韓国の南部の晋州にも行きました。晋州には秀吉時代の遺跡があり、そこの博物館の展示に興味があったからです。戦いのあった晋州城はきれいに整備され、散策には絶好の場所です。博物館には日本の悪行だけでなく、江戸時代の朝鮮通信使のことも展示されているのが救いでした。(私が訪問した博物館などは日本の蛮行が展示されているのが常でしたから)

3,これからの課題

過去の歴史を振り返りながら未来に対する責任を考えていく必要があります。秀吉時代や朝鮮併合時代の歴史から日朝関係のあり方を学び、百済などとの文化交流や江戸時代の12回の朝鮮通信使の文化交流の出来事を継承していく必要があるように思いました。日本では秀吉の朝鮮出兵の基地、佐賀県唐津市の名護屋城址とそこにある博物館、朝鮮通信使の宿泊場所の一つである広島県福山市鞆の浦にある歴史民俗資料館が見学のお勧め場所です。